児童虐待と社会人になってからの後遺症の経験談
幼少の虐待
誰も助けてくれない
虐待は子供を傷つけれます。虐待されている子供を助ける人は誰もいません。そして私は虐待を受けていました。
最近では虐待という言葉が認知されてきており、児童相談所が各地に設置されて虐待の疑いがあれば調査に入ることができます。
当時私が虐待を受けていたときはすべて親が正解で子供が間違っているという考え方が一般的でした。そのため理不尽に子供を殴っても子供が悪いということで解決していました。
そうなると誰も助けてくれません。ただ、恐怖で泣き痛みで泣き続けるのみになります。少なくとも子供時代は我慢しないといけません。
それでも親を頼る
子供は親に殴られ、蹴られ、血が出ようが何しようが頼れるのは親しかいません。一瞬の優しさに対してすぐに騙されなつくことしかできません。
そして、また殴られ蹴られがずっと続きます。それでも子供は親にたよります。
中学高校生時代の虐待
親は恐怖
幼少期から中学校まで虐待を受けていると中学校や高校に行っても親に逆らうことができないまま年を重ねます。反抗期になることもできず、社会性が全く身につくことなく学校でもいじめられ、子供の人生はまさに地獄です。家に帰れば親に怒鳴られ、殴られ、学校に行けばクラスの人たちからいじめられる生活が続きます。
子供を殴って私は被害者と主張する親
現在では子供を殴ったり虐待する親は悪いという認識がありますが当時は親が全て正しいという時代でした。そのため、気分で子供を殴る行為をしてしまうことは病気で被害者だと主張します。
しかも、それすら正しいと言われるのでもう虐待を受けている子供は誰にも救ってもらうことができないのです。
学校での人間関係
人間関係は形成できない
虐待を受けた子供に人間関係は構築できません。人と仲良くするということを知らないからです。そしてやる気もでないし、話すこともめんどくさく感じます。
虐待を受けたら社会適用はできません。
学校でもいじめられる
親に虐待されると友達を作る能力はつきません。まず、親に教えてもらうことができないというのが大きな原因です。そして、その親も子供の時にいじめられている経験を持つことがあります。
虐待する親をもつと今後の人生も希望はほとんどありません。
先生にも嫌われる
先生も人格者であることは多くありません。人です。好きな人もいれば嫌いな人もいます。子供に対して平等にできる教師はあまりいません。
虐待されて正常に育ってきていない子供は変に見えてしまいます。そうなったら攻撃したくなるのは人間として普通です。当然虐待を受けている子供は嫌われる可能性は高いです。
人格が形成された教師が担任になることができれば助けになる可能性もありますが世の中はうまくいかないです。
虐待を受けた後の後遺症
社会人になってからの社会不適合
親から離れ、虐待から逃れたとしても社会生活に適用する方法がありません。
仕事をしても、仕事をする能力はありませんしコミュニケーションをする能力もありません。笑顔を作ることができないので人間関係は絶望的です。
絶えず誰かに悪口を言われているような感覚餓死それに恐怖する毎日が続きます。
そんな時を10年以上続けていくと親の虐待がだんだん緩和されてきます。すると人間関係を少しずつ形成することが出来上がってきます。
親を恨む
社会に出て親とか変わらなくなると時間が経つにつれ、人間関係の形成もできない、友達ができないということが親のせいであると気づいてきます。
そうなると当然親を恨みます。殺したくなるぐらいの恨みが出てきます。虐待を受けて親を恨んだらもう親と一緒に住むことは絶対にやめてください。あなたは殺人犯になってしまう可能性が高いです。
虐待からの呪縛からどう解放するか
結局40歳を超えても完全に呪縛からは解放されません
結局親の影響というのは続きます。健全に育ててもらった人は親を頼らず、独立することが可能です。しかし、肉体的、精神的な暴力を受けたり虐待を受け、一人で何かを成し遂げることを妨げ続けられた人はそうはいきません。
大人になっても何もできない人が形成されます。時間が解決するのを待つ。そして、怖いし、いじめられるかもしれないけど社会に関わり続けることで親の呪縛を弱めることで社会に居続けることができます。
どのように和らげるか
心理カウンセラーに頼る方法があります。虐待から逃れることができます。しかし、虐待を受けた人に払える金額はありません。
心理カウンセラーを利用できるのは裕福な絶対に虐待を受けていないようなしっかりした家庭環境を持った大人ぐらいしかサービスを受けることはできません。
虐待の呪縛から逃れるには時間をかけて社会に関わり続けることが重要になります。いじめられたり、無視されてもずっと社会に関わること。会社を追い出されたりクビになっても転職して何がなんでも社会に居続けることで徐々に緩和していきます。
それでも人から変な人と言われます。当たり前です。普通の幼少期を歩んできていないのだから
国からの支援
チャイルドライン
管轄 | 特定非営利活動法人(NPO法人) チャイルドライン支援センター |
電話番号 | 0120-99-7777 |
対応営業日 | 年末年始を除く毎日 |
対応時間 | 16時〜21時 |
概要 | 18歳までの子供が電話をかけられます。学校での悩み、いじめや孤独、家族からの虐待等困ったことに対して電話を受け付けています。 |
子供(こども)のSOSの相談窓口
管轄 | 文部科学省 |
電話番号 | 0120-0-78310 |
対応営業日 | 平日 |
対応時間 | 午前8時30分~午後5時15分 |
概要 | 一応不安や悩みを受け止める相談窓口という体裁はある。子供が学校に行っている時間のみ開設しているのでどのようにアプローチしていいか不明。メールでの受付も止めている。 |
子どもの人権110番
管轄 | 法務省 |
電話番号 | 0120-007-110 |
対応営業日 | 平日 |
対応時間 | 午前8時30分から午後5時15分 |
概要 | 親からの虐待や学校でのいじめの相談ができるという体裁がある。子供が学校に行っている時間のみ開設しているのでどのようにアプローチしていいか不明。メールでの受付も止めている。 |